2016年08月06日

EMBODIMENT(エンボディメント)4


EMBODIMENT3まで読んで下さって、ありがとうございます。

今日は私自身が、トレーニングを通じてEMBODIMENTを感じた時に
「あ〜これは、ヘレン・ケラーのWATERと同じだな。」
と思った話をさせて下さい。

子供の頃に読んだ児童書からの記憶です、
もしかしたら本当の史実とはずれているかもしれませんが。
(はたまたガラスの仮面からのイメージかもしれません・・)

三重苦のヘレン・ケラーさん。サリバン先生は、
何度も繰り返して水に触れさせて
手に文字を書いて、物には名前がついている事を教えました。
それまでもヘレン・ケラーさんは水というものを知っていました。
喉が渇けば飲んだりもしたでしょう。
でも名前が付いていて、文字でそれを表すという事を理解はしていなかったのです。

何度も何度も、体を使って繰り返しているうちに、その事に気がついて、
あの感動の「WATER」という叫びが出るのです。
それを境に、野獣のようだった彼女が、知性を手に入れて、
後々まで語り継がれる人物に変化したのです。
それは彼女の中にEMBODIMENTが起こったからだと思うのです。

EMBODIMENTとは、「本を読んで知っている」とはレベルが違うのです。
頭で知って、体で感じて、それを表現出来たときに
体には稲妻のような感動が走ります。
そして全身に生きている喜びが満ちあふれます。

これは私の感覚を表現した言葉なので、
皆さんがEMBODIMENTを感じた時に、
その感覚を自分の言葉で表すと、きっと違う表現になると思います。

EMBODIMENT出来ているか、どうか、ご自分の感覚が教えてくれます。


posted by 貞吉 at 11:14| Comment(0) | ロルフィング

2016年08月05日

EMBODIMENT(エンボディメント)3

頭を休めて、体の感覚に耳を傾ける
をEMBODIMENT2で始めてみましたが、いかがですか?
「体の感覚」に「気付く」いて「頭が思う様に体を動かす」には、
いくつかコツがあるんです。
もうEMBODIMENT2の探求の動きを通して、
気がついてしまったでしょうか。
そのコツは3つあります。

1)動きのイメージを持つ。
2)目を使わないで、見る。
3)ゆっくり動く。

もう少し説明しますね。

「動きのイメージを持つ」
方法としては、前回やった「懐中電灯で照らす」という風に、
実際の動きを他の動作でイメージするのも良いです。
私自身が良くやるのは良い方の動きを真似するという事です。
痛みや動きの悪さがあると、どうしても意識がそちらに行ってしまい、
そこを治そう治そうそいう気持ちが働いてしまいます。
人間の体は左右対称になっているので、勿論例外もありますが、
2つ同じパーツが備わっています。
例えば右の足のアーチの動きが悪いな〜と感じたら、
動きの良い左側の足のアーチの動きを感じて、
右側が同じ様に動くイメージを持つのです。
左側がマラソンで言うと伴奏者で、
右側の走者が、良い伴奏者にひっぱられて
どんどん良い走りが出来てくるんです。

「目を使わないで、見る」
実際は目を開けていないと、見えないし動けません。
目を使わないというのは、「目を開けているけど使わない方法」です。
今後、また詳しく説明することにしますね。

「ゆっくり動く」
いままで「体の感覚」に意識を向けていなかったので、
最初はゆっくりな動きでないと、
信号を受け止められません。
いまはまだ脳からの信号の出力が10だとしたら、
体からの信号の出力が2位です。
意識を向ける事で、体からの出力をどんどん感じられる様になります。
どちらも同じ出力に持って行くのが目標です。
アスリートは、調子の良い時は、この両方の信号が、
早い動きをしている時も同じ出力で受け取れているんです。
まずは自分が、いまどれ位のスピードだったら感じられるのか、
知る事から始めて下さい。



posted by 貞吉 at 11:14| Comment(0) | ロルフィング

2016年08月04日

EMBODIMENT(エンボディメント)2

EMBODIMENT1で、良い姿勢(楽で気持ちよい姿勢と言い換えた方が
本質に近いかもしれません)を得るには、
体の感覚に気がつく事が重要だと
何となく感じて頂けたのではないでしょうか。

今回はもう少し、「体の感覚」と「気づき」についてお話ししますね。

クライアントさんと、こんな会話があったとします。

私       「両足を腰幅で平行にして、立ってみて下さい。」
私       「その時に両足にかかる体重は均等ですか?」
クライアントさん「右足裏により体重がかかっているようです。」
私       「体重を両足に均等に乗せる様にしてから、膝を軽く曲げて下さい。」
私       「動きを膝から始めて下さい。」
クライアントさん「・・・・・・」
私       「均等に体重がかかって、膝から動けていると感じますか?」
クライアントさん「そうやってるつもりです。」
私       「・・・・・・」

最初クライアントさんは、自分の体重が足に均等にかかっていない
「体の感覚」に「気づいて」いました。
次にいつくかの動きを組み合わせた動きになると、
とたんに「体の感覚」が分からなくなってしまったようです。

「そうやっているつもり」という返事は、頭から動きの指令は
出ているけど、体から出ている動きの指令を
ちゃんとキャッチ出来ていないという事です。

「体の感覚」に「気づく」には
体を「EXPLORE=探検する」しなければいけません。

本当なら生まれながらに出来る事なのですが、
現代社会はコンクリートの上を固い靴を履いて歩き、
危険が襲って来ない様に、
たえず外側に感覚を向けていなければいけません。
段々体への探求力が失われてしまうのも当たり前です。
(外側に感覚が向き過ぎるのです)

ここで簡単な、EXPLORE(探求)の練習をしてみましょう。

上の膝を曲げる一連の動きをまずは、こんなイメージを持って
やってみて下さい。
*体の中を懐中電灯の光を当てながら、探索している自分がいるように。

*次は、目を閉じて、又目を開けて、同じ動きをした時に、
 体の感覚に違いはあるか感じてみましょう。

*膝を曲げるスピードを、早く、又はゆっくりしてみて、
 どれくらいのスピードの時が体の感覚を良く感じられるでしょうか。

どうでしたか?

いままでより、自分の「体の感覚」に「気づき」やすくなっていませんか。
頭を休ませて、体の感覚を探求するボディワーク、それがロルフィングです。

合い言葉は、「Don’t think. Feel it !!」(死亡遊戯の中での、ブルース・リーの台詞)



posted by 貞吉 at 19:15| Comment(0) | ロルフィング